腸内細菌叢③ ー腸内環境のバランスが崩れるとー
2025年04月28日
穀雨(4/25-4/29)霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)霜がとれ、健やかに苗が育つ
腸内環境のバランスが崩れた時の症状や病気
① 消化器症状(便秘・下痢・お腹のハリ)
悪玉菌が出す有害物質(アンモニア・硫化水素)により、腸の運動が乱れます
結果として、便秘・下痢・ガスの臭い・腹部膨満感が発生
② 慢性的な疲労・倦怠感
腸でのビタミン・ミネラル吸収の低下
腸粘膜の慢性炎症により全身のだるさが持続
③ 肌トラブル(ニキビ・湿疹など)
腸内の毒素が血流を介して皮膚へ
肌荒れ・ニキビ・アトピーの悪化を招きます
④ 精神面への影響(不安・集中力低下)
腸は「第二の脳」と呼ばれ、脳と密接につながっています
幸せホルモンセロトニンの90%は腸で作られる
→ 腸の不調は気分の落ち込み・イライラ・集中力の低下へ
⑤ 免疫力の低下・生活習慣病のリスク上昇
腸は免疫細胞の約70%が集まる臓器
腸内環境の悪化は、風邪・アレルギー・肥満・糖尿病・動脈硬化のリスクを高めます
⑥ 精神疾患との関連(腸脳相関)
うつ病・不安障害などに、腸内細菌の多様性の低下が関係していると言われています
⑦ 発がんリスクの上昇
悪玉菌が生む毒素が、大腸がんや肝臓がんの発症リスクを高めることも
いかがでしたか?色々な症状や、病気に腸内細菌は関与しているんですね。ということは腸内環境を整えておけば症状や病気を避けて生活していくことができるということですよね。
次回は「腸内環境をよくするには」どうすればいいかを考えていきたいと思います。