• 妊娠を考えるご夫婦に!ピロリ菌の検査を受けましょう!

    2019年03月06日

    妊娠を希望されていらっしゃるご夫婦(パートナー)の方は様々な検査、健診を受けていらっしゃることと思います。

     

    そんな中で「ピロリ菌」の検査はお済みでしょうか?

     

    ピロリ菌

    ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌です。胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていましたが、その発見以来、さまざまな研究から、ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍などの胃の病気に深く関っていることが明らかにされてきました。

    子供の頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづけます。ピロリ菌に感染すると、炎症が続きますが、この時点では、症状のない人がほとんどです。

    ピロリ菌の恐ろしさ

    胃がんの患者さまの何%にピロリ菌はいると思いますか?

    なんと・・・99%です!

    「ピロリ菌がいる」ということは胃がんになる、胃がんであるリスクが「ピロリ菌がいない」人と比べて格段に高いことがお分かりいただけたかと思います。

    なぜ「妊娠前に」「夫婦で」検査が必要なの?

    ピロリ菌は両親が感染している場合、その子供も感染していることが多々あります。

    その理由として、子供が幼い頃に食べ物を口に含んで食べさせたりすることが挙げられます。

    お子さんをピロリ菌に感染させない為にも、まず妊娠前にピロリ菌の検査を行い、ピロリ菌陽性の場合は除菌を済ませておきましょう。

    当院で行なっているピロリ菌検査

    当院では大きく分けて4つの検査を取り扱っております。

    ①上部内視鏡検査(胃カメラ) ②血液検査 ③尿検査 ④尿素呼気検査

    ①上部内視鏡検査(胃カメラ)

    鎮静剤を使用し、眠った状態のままの検査を行なっておりますので、痛みや体の負担はございません。

    胃の粘膜からピロリ菌の検査を行っております。

    ②血液検査

    採血によるピロリ菌の検査を行っております。

    ③尿検査

    尿採取によるピロリ菌の検査を行っております。

    ④尿素呼気検査

    息を吹きかけるだけで分かるピロリ菌の検査を行っております。

     

    ※保険の適用内でピロリ菌の検査を行う場合、①を行っていることが条件となっております。

    ※ピロリ菌の除菌を行う場合、①を行っていることが保険適用内で除菌を行う条件となっております。また、胃がんであるリスクや、その他の病気であるリスクがあることから、精密検査として胃カメラをお勧めしております。

    福岡市胃がんリスク検査

    昨年夏に始まりました、福岡市胃がんリスク検査を当院でも行っております。

    《対象》

    福岡市在住の35歳、40歳

    ※食道、胃、十二指腸疾患の治療中の方、胃酸分泌抑制薬を服用中の方、胃の切除術を受けられた方、腎不全と診断されている方、過去にピロリ菌の除菌を行ったことのある方は検査を受けることができません。

    《費用》

    1,000円(非課税世帯の方は無料)

    《検査内容》

    血液検査

    ※「ピロリ菌抗体検査」「ペプシノゲン検査」により、「胃がん発生のリスクを調べる」検査です。

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