• ⚠️脱水症に注意⚠️

    2019年07月26日

    梅雨も明け、いよいよ夏本番のようなお天気になっております。

    皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

    夏といえば「脱水症」になる方が大勢いらっしゃいます。今回は脱水症の原因、見分け方、対策についてお知らせ致します。

    脱水症

    脱水症の原因

    体の機能を保持するために重要な役割を担っている体液は、人間の体の約6割(高齢者の場合は約5割)を占めているとされ、血液・リンパ液・消化液などから構成されています。体液は、体外に出ていく水分量・塩分量と、体内に補給する水分量・塩分量が同じくらいのときに、ちょうど良いバランスを保てています。しかし、大量に汗をかいたり、発熱や下痢などの体調不良で水分が失われたりすることで、体内に必要な水分量と塩分量が十分でなくなる場合があります。そうした状態が脱水症です。

    脱水症の見分け方

    軽度

    皮膚の乾燥が見られます。唇がカサカサしていたり、口の中が乾燥していたりする場合は、脱水症を疑う必要があります。また、通常であれば汗で湿っているはずの脇の下が乾いた状態になっているときも要注意。手の甲の皮膚をつまんだ後にすぐ戻らない場合や、爪を押してから色がすぐに戻らないときも、乾燥しているサインです。
    脱水症のサインは行動にも表れます。ボーッとしたり、「傾眠傾向」といわれるうとうとしている状態が頻繁に見られたりするようであれば、脱水症を起こしている可能性があります。そのほか、めまいやふらつきなどの症状が出ていたり、手足の末端が冷たくなっていたりするときも、血流が悪くなっている証拠なので、注意深く観察してください。

    中度

    軽度の状態から症状が悪化すると、頭痛や吐き気などを訴えるようになります。
    また、体の水分量が不足し、汗や排尿の量が減るため、トイレの回数をチェックしてください。
    さらに、体から水分が抜けたことによって体重が減少したり、嘔吐や下痢など、明らかな体調異常が見られたりすることもあります。

    重度

    症状がさらに進むと、話しかけても反応がなくなり、意識がもうろうとしたような状態になる場合があります。ひどいときは、意識を失ったり、体の痙攣が起こったりします。

    脱水症の応急処置

    軽度の場合

    脱水症を起こしている人には、十分な水分と、体の機能調節に必要不可欠なミネラル「電解質」を補う必要があります。両方を効率的に摂取するには、「経口補水液」を飲むのが良いでしょう。経口補水液とは、水に食塩とブドウ糖を溶かしたもので、水分と電解質の吸収を助けてくれます。
    経口補水液がない場合は、自宅で作ることもできます。水1リットルに対して食塩3グラム、砂糖20~40グラムを溶かせば完成です。少量のレモン果汁を入れると、飲みやすくなります。

    脱水症の症状が現れてから4時間以内に、経口補水液を、体重1キログラムあたり30~50ミリリットル飲ませましょう。医師から塩分摂取についての指示がある場合は、飲ませる前に相談してください。

    経口補水液ではなく普通の水で対応するなら、1日に約2リットルの水分を目安に飲ませてください。

    中度の場合

    脱水症の症状が現れてから4時間以内に、経口補水液を、体重1キログラムあたり100ミリリットル飲ませます。下痢がある場合は、1回排泄するごとに、体重1キログラムあたり10ミリリットルを飲ませましょう。嘔吐が見られる場合は、1回嘔吐するごとに、吐いた量と同じ程度の経口補水液を飲ませる必要があります。
    症状が落ち着いてきたら、軽度のときと同じように対処します。

    重度の場合

    意識障害や体の痙攣が見られる場合は、口からの水分摂取では間に合わない可能性があります。自己判断で対応を行うと、命の危険もありますので、点滴などの医療処置を受けるため、すみやかに病院で医師の診断を仰ぎましょう。

    脱水症対策

    部屋の湿度や温度を調節する

    室内環境を整えることで、体の水分量が保たれます。乾燥しているようであれば、加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、室内の湿度を上げましょう。
    暑い夏場などは、多量に汗をかいて体の水分量が減ってしまうことがあります。特に「電気代がもったいないから」と節電をする人がいますが、夜寝ている間に脱水症になる可能性もあります。無理に節電せず、室内の温度を適温に保つよう心がけてください。

    定期的に水分補給をする

    あまり間をあけ過ぎないように注意しながら、定期的に水分補給をするよう促しましょう。
    小まめにチェックするのが難しい場合は、時間を決めて水分を摂取してもらうようにすると、忘れる心配がありません。起床時・食事前・入浴後・運動後・飲酒後などは、特に水分補給が必要なときです。積極的に摂取させましょう。

     

    脱水症の症状が出た際には、できるだけ早く医療機関を受診することで劇的に回復することがあります。

    当院でも点滴など早急に対応いたしますのでご相談ください。

     

    また、明日7月27日(土)は院長が研究会出席の為、誠に勝手ながら休診させていただきます。

    ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

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