食物繊維を摂っているのに便秘が・・・
2025年09月13日
白露|鶺鴒鳴く(せきれいなく)
朝夕はほんの少し涼しくなり秋の虫の音も聞こえはじめましたね。
さて便秘の患者さんでよく耳にするのが、「意識してしっかり野菜を摂っているのに全然便秘が良くならない」というお悩み。では、そもそもなぜ便秘には食物繊維がいいのか、簡単に説明します。
①食物繊維を食べる
②食べた食物繊維のほとんどは人間が消化できずに腸まで届く
③この食物繊維が腸内細菌の「エサ」になる
④「エサ」は食べられた後、分解されて短鎖脂肪酸ができる
この短鎖脂肪酸こそが腸の動き(蠕動運動といいます)を促し便秘を解消する大きな原動力の1つとなります。
ここでお分かりと思いますが、食物繊維を摂って、いくら「エサ」を与えても腸内細菌がいないとその効果が発揮できないということです。ですので、食物繊維を摂っても便秘が解消されない方には腸内細菌が少ないのかもしれません。では、どうすれば腸内細菌が増やせるかというと発酵食品(ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、キムチなど)を摂ることです。そうすることで腸内細菌+エサ=良い腸内環境ということになります。
食事を、「腸内細菌にエサを与えている」と少しでも思えるようになれば腸内環境は必ず良い方向へ向かっていくと思います。私たちは腸内細菌と共存しています。しっかり寄り添っていきましょう!

博多の秋の風物詩、放生会が始まりましたね