• 食欲の秋!大丈夫ですか?

    2022年10月18日

    寒露|きりぎりす戸に在り(きりぎりすとにあり)きりぎりすが、戸口で鳴く頃(10/18-10/22)

    いよいよ食欲の秋本番。美味しいものがあふれていますが食べすぎて「胸焼け」はみなさん一度はご経験があるでしょう。胃のあたりがヒリヒリと焼け付くような感じがしたり、胸がムカムカしたりする、そういった胸焼けの症状についてお話しします。

    胸焼けの原因
    原因は様々考えられますが、主に以下のようなことが挙げられます。

    ①暴飲暴食や刺激の強い食べ物、アルコール
    食べ過ぎ飲み過ぎや、消化しにくいものを多く食べると大量の胃酸が分泌され、食道に逆流し胸焼けを起こすことがあります。特に脂っこいものは消化しにくいと言われており、他にもアルコールやタバコ、香辛料、果汁、炭酸飲料も胃酸の分泌を促すので胸焼けの原因となります。

    ②加齢や肥満による筋力の低下
    食道の多くの部分は薄い筋肉で出来ています。加齢により筋力が低下すると、胃の内容物が逆流するのを防いでいる筋肉が緩み、胃酸が逆流して胸焼けを起こします。また、肥満があると、胃や食道の筋肉が緩み、そこに腹圧が加わって胃酸が逆流します。

    ③前かがみ・横になる姿勢が続く
    家事や仕事、加齢などにより前かがみの姿勢が続くと、胃よりも食道が下か水平になり、胃酸が逆流することで胸焼けを引き起こします。また、寝る直前に食事をすると、胃酸の分泌が盛んな時に横になるため、胃酸が逆流しやすくなります。

    ④ストレス等による自律神経の乱れ
    ストレスを受け続けると、胃腸の動きをコントロールしている自律神経が乱れ、胃酸の分泌を高めてしまい、食道に逆流しやすい状態になります。

    このように胃酸が逆流する状態が長引くと、食道の粘膜には酸に対する防御機能がないため、強酸性の胃液により炎症が生じ、酷くなると食道粘膜がただれて逆流性食道炎を引き起こします。逆流性食道炎の代表的な症状は胸焼けですが、他にも「酸っぱい水が上がってくる」「食べ物がつかえる」「飲み込みにくい」「胸のあたりがしみる」「ゲップが多くなる」などがあります。

    胸焼けや上記の症状にお悩みの方はそのままにせず、ぜひ一度受診してください。服薬により改善することも多く、さらに他に食道や胃自体に原因がある場合がございます。逆流性食道炎は、つらい症状だけでなく、放置すると潰瘍に進行したり食道がんになるリスクが高まります。長引く症状でお困りの方はぜひおいでください。

    詳しい検査は内視鏡検査でお調べすることができます。当院ではお眠りになっていただいた状態での検査を行っており、非常に楽に内視鏡検査を受けていただくことができますので、ご予約、ご不明な点、ご不安な点等ございましたらお気軽にお電話にてご相談ください

    胃カメラ・大腸カメラのご予約、便秘のご相談は院駅より30秒 賴岡クリニック(こちらをクリック) まで

    PREV
    BACK
    NEXT
  • 受付時間:午前9:00〜12:00 午後14:00〜17:30

    住所:〒810-0004  福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目6-12 八千代ビルYA55 4F

    診療時間:午前 9:00-12:30 午後 14:00-18:00

    休診日:日・祝日(水・土曜日は午前中のみ診療)

    お電話での来院予約・お問合わせはこちら

    COPYRIGHT 賴岡クリニック. ALL RIGHT RESERVED.