胸焼けが気になったら・・・
2019年09月13日
9月に入り残暑もまだ厳しい日が続いております。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は1度はご経験があるでしょう、胃のあたりがチリチリと焼け付くような感じがしたり、胸がムカムカしたりする、といった胸焼けの症状についてお伝えします。
胸焼けの原因
原因は様々考えられますが、主に以下のようなことが挙げられます。
①暴飲暴食や刺激の強い食べ物、アルコール
食べ過ぎ飲み過ぎや、消化しにくいものを多く食べると大量の胃酸が分泌され、食道に逆流し胸焼けを起こすことがあります。特に脂っこいものは消化しにくいと言われており、他にもアルコールやタバコ、香辛料、果汁、炭酸飲料も胃酸の分泌を促すので胸焼けの原因となります。
②加齢や肥満による筋力の低下
食道の多くの部分は薄い筋肉で出来ています。加齢により筋力が低下すると、胃の内容物が逆流するのを防いでいる筋肉が緩み、胃酸が逆流して胸焼けを起こします。また、肥満があると、胃や食道の筋肉が緩み、そこに腹圧が加わって胃酸が逆流します。
③前かがみ・横になる姿勢が続く
家事や仕事、加齢などにより前かがみの姿勢が続くと、胃よりも食道が下か水平になり、胃酸が逆流することで胸焼けを引き起こします。また、寝る直前に食事をすると、胃酸の分泌が盛んな時に横になるため、胃酸が逆流しやすくなります。
④ストレス等による自律神経の乱れ
ストレスを受け続けると、胃腸の動きをコントロールしている自律神経が乱れ、胃酸の分泌を高めてしまい、食道に逆流しやすい状態になります。
このように胃酸が逆流する状態が長引くと、食道の粘膜には酸に対する防御機能がないため、強酸性の胃液により炎症が生じ、酷くなると食道粘膜がただれて逆流性食道炎を引き起こします。逆流性食道炎の代表的な症状は胸焼けですが、他にも「酸っぱい水が上がってくる」「食べ物がつかえる」「飲み込みにくい」「胸のあたりがしみる」「ゲップが多くなる」などがあります。
胸焼けや上記の症状にお悩みの方はそのままにせず、ぜひ1度受診してください。
服薬により改善することも多く、さらに他に食道や胃自体に原因がある場合がございます。
→逆流性食道炎は、つらい症状だけでなく、放置すると潰瘍に進行したり食道がんになるリスクが高まります。長引く症状でお困りの方はぜひおいでください。
詳しい検査は内視鏡検査でお調べすることができます。
当院ではお眠りになっていただいた状態での検査を行っており、非常に楽に内視鏡検査を受けていただくことができますので、ご予約、ご不明な点、ご不安な点等ございましたらお気軽にお電話にてご相談ください。
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今年も放生会の季節となりましたが、例年になくまだまだ暑い日が続いております。皆様もお身体にはお気をつけてお過ごしください🍐