食中毒にナタデココ!こんな時も受診していいんですか?
2019年03月25日
当院は「胃腸内科・内視鏡内科」という標榜のため、なかなか受診するタイミングが分からない、というお声もちょうだいいたします。
今回は「以前こんな症状の方を診ています」という例を集めてみました🔎
「昨日青魚を食べた私と妻。酷い胃痛に襲われています」
当院では当日飛び込みの内視鏡検査も行っている為、早速胃カメラを実施。
患者さまの胃には数匹のアニサキスが噛み付いて暴れていたため、内視鏡で虫を引き剥がし、胃の中にいるアニサキスを全て除去し、検査は終了となりました。
検査後患者さまは胃の違和感は残りつつ、胃痛は治り元気に帰って行かれました!
「ナタデココを飲み込んでしまいました!」
「飲み物を勢いよく飲んでいたら中に入っていたナタデココをそのまま飲んでしまって息が苦しいです」
早急に来院していただき、内視鏡検査を実施。
カメラを挿入すると大きな白いナタデココが画面いっぱいに広がり、胃の中へ押し出して検査は終了いたしました。
喉に若干の違和感はあるようでしたが、胸のつっかえ、息苦しさは解消されていました。
「数日前に焼き牡蠣を食べたのですが・・・」
ノロウイルス の定番「牡蠣」。
多くの方は「火に通せば大丈夫!」と焼き牡蠣を召し上がり、当院に来院されます。
焼き牡蠣の食べごろは中に水分がまだ残るみずみずしい時ですよね🍽
ただ、このみずみずしさが要注意!そこにノロウイルス が隠れている可能性があります。
当院では点滴、処方によりノロウイルスの治療を行っております。(おすすめの調理法はアヒージョです)
「お手洗いに行ったら便器が真っ赤でした」
男女ともに多いのが「お尻からの出血(下血)」や「便に血が混じっている(血便)」です。
ご相談を受けた当日に大腸カメラのご案内をすることも可能ですが(予約状況により難しい場合もございます)、
前処置を行い、腸を綺麗にしていただいた後で内視鏡検査を行っていただいた方がより原因の究明を行い易い為、翌日以降の内視鏡検査をお勧めしております。
原因はさまざまで、内痔核から大腸がんまで考えられます。早急にご来院いただきますようご案内しております。
「潰瘍性大腸炎なのですが診てもらえますか?」
当院長はクローン病、潰瘍性大腸炎の指定難病医であり、当クリニックは福岡県難病指定医療機関ですので、専門としてご対応させていただいております。
過去の検査結果をご持参いただくか、当院にて内視鏡検査を実施し、その後の治療についてお話しいたします。
お気軽にご相談ください。
「ピロリ菌の除菌(駆除)はここでできますか?」
「人間ドック(健康診断)でピロリ菌がいると言われたのですが、ここで除菌できますか?」
当院では日本ヘリコバクター学会 H.pylori感染症認定医によるピロリ菌の検査、治療(除菌)、その後のフォローを行っております。
ピロリ菌検査
内視鏡検査・血液検査・尿検査・尿素呼気検査
ピロリ菌治療
服薬による治療を行なっております(7日間服薬)
ピロリ菌除菌後のフォローアップ
服薬終了の2ヶ月後にきちんと除菌できているかの判定を行います(除菌成功率は90%です*)
また、一度感染した胃は感染前の状態には戻りません。1年に1度胃の内視鏡検査をおすすめしております
*武田製薬工業株式会社調べによる
ピロリ菌の検査、除菌は保険適用内で行う際にいくつか決まりがございます。お気軽にお問い合わせください。
今回は患者さまからの訴えを6パターンご紹介いたしました。
他にもさまざまな症状にお悩みの方がご来院されております。
胃腸の症状はなかなか話しにくいものであったり、相談しにくいものもあると思いますが、だからこそ病気の早期発見・早期治療が行えるよう、お早めのご来院を勧めております。
院内のカサブランカも次々と花開き、とても美しく優しい香りが院内に広がっています